こんばんは。
気付けばもう少しで10月。秋の深まりを感じます。
そういえば昔懐かしの唱歌は、秋にまつわる曲がたくさんありますね!
教室でも唱歌はけっこう扱うのですが「里の秋」、「もみじ」等、演奏をしています。
皆さんもぜひ機会がありましたら聴いてみて下さい。
日本の唱歌いいですよ♪
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今回は最近聴きにいった演奏会の感想を書こうと思います。
2017年9月20日(水)19:40の回 場所:Space 415
小さな室内楽 第25回
初期バロックプログラム
リコーダー 本村睦幸
チェンバロ 上尾直毅
今回のコンサートは小さな室内楽シリーズで、サロンの中でコンサートを楽しむことが出来るものでした。
サロンならではの演奏家と聴き手の距離が近い演奏会。
1曲目 P.サンドラン+D.オルティス:甘き思い出
※リコーダー使用楽器は ガナッシタイプG管アルト440(ちなみに今回の演奏会ではピッチ440でした)斉藤文誉氏
最初の曲会場の雰囲気がガラッと変わった印象を受けました。演奏家と聴き手がまるで一体となるような感覚です。近くで聴くことの出来るサロン音楽の醍醐味かなと思います。
2曲目 G.フレスコバルディ:高声のためのカンツォン 第1?2?3?番 F 8.02( ラ・ベルナルディーニア)
※リコーダー使用楽器はファンエイクフルート(初期バロックタイプ)C2ソプラノ
1つの曲の中に緩急があり、まるで1冊の本を紐解いていくような感覚になりました。
3曲目 2曲目と同じ作曲家のG.フレスコバルディ:100のパルティータ(チェンバロソロ)
機知に富み情感豊かで様々なアーティキュレーションを駆使した演奏でした!
4曲目 C.デ・ローレ+G.バッサーノ:別れのときには
※リコーダー使用楽器は1曲目と同じガナッシタイプG管アルト
甘く切ない旋律にリコーダーが装飾を施していく様子は魅力的です。心に残る演奏でした。
5曲目 G. P. チーマ:2声のソナタ(Dドリア)
テナーリコーダーで演奏されていました。大きい楽器を扱うのは大変だと私は感じでおります。
テナーリコーダーの深みのある音色はいいですね!
6曲目 ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ 第7番(チェンバロソロ)
演奏は終盤のミーントーンならではの半音階進行がとても印象に残っています。とにかく半音階のオンパレードなのです!それなのに各声部は純正に響いていたりして。
半音階のゴツゴツした感じと、純正な響きが何とも言えない感じを醸しだしていました。
7曲目 D. カステッロ:ソナタ 第2巻第1番
※リコーダー使用楽器は2曲目と同じファンエイクフルート
イタリア的で華やかなヴィルトゥオーゾは人を惹きつける魅力がありますね。会場の雰囲気がフィナーレへ向かって盛り上がるのを感じました。
8曲目(フィナーレ) A.ファルコニエリ:静かな旋律
※リコーダー使用楽器は1曲目と同じガナッシタイプG管アルト
一度聴いたら耳に残る美しい旋律です。今回のフィナーレはしっとりと、癒されました。
演奏会も盛大な拍手とともに幕を閉じました。アンコールもありましたが、ここでは内緒にします。
演奏会後には質問タイムや演奏家とお話しする機会も設けれ、距離がぐっと縮まりました。
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それではみなさん、次回お会いしましょう!(^^)!