3月4日の友遊倶楽部と3月9日の実践のための茶道教室では、
茶飯釜を使い、御飯を炊きました。
「茶飯釜の茶事」の楽しさを知ってもらうために、茶事の流れにそってのおけいこです。
火加減やお米を入れる瞬間、御飯が炊き上がるまでの時間を体感してもらうこと。
しだいに何とも言えない甘い香りがしてきて、その香りと炊きたての御飯を味わってもらうこと。
懐かしい「おこげ」も試食して、御飯のおいしさを実感します。
毎日あわただしい生活を送っていますと御飯を頂くことなど、あたり前になっています。
改めて「御飯を炊く」というシンプルな行いで、こんなにも楽しむことができるなんて、さすが”お茶”です。
そして、その茶飯釜に少し残した飯の”のり”。
これが後座の濃茶、薄茶に影響するのも必見です。
皆様の感想としては、「お茶と御飯の二つの香りがあっておいしい」、
「いつものお茶よりトロミがあっておいしい」など、、、やはり茶飯釜のお茶は、
いつもと少し違うようです。
茶飯釜にこれからお米を入れるところ 茶飯釜にお米を入れています